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2026.05.12
🤖 AIツール

【2026年版】AI議事録ツール8選を一次データで比較

※本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。

「AI議事録ツールを導入したいが、結局どれが自社に合うのかわからない」——SMBの経営者や情シス担当者からよく聞かれる悩みです。公式サイトを見比べても、どこも「高精度」「リアルタイム」「セキュア」と書いてあり、違いが見えません。

本記事はTech Picks編集部のシニアライター(司馬)が、AI議事録・自動文字起こしツール主要8製品を「公式サイト・公式ドキュメント・公開されているユーザーレビュー」を一次情報源として横並びで比較したものです。さらに、編集部内で同一音源(30分の日本語ビジネス会議サンプル)を用いた検証ログをもとに、精度・料金・セキュリティを「自社の規模・業界・端末環境」から逆引きできる構成にしました。

💡 ポイント

結論を先に言うと、5名以下のスタートアップ・士業ならNotta10〜50名のSMBで日本語会議が中心ならスマート書記またはRimo Voice営業チームでZoom/Meet利用が多いならtl;dvがコストと精度のバランスで最有力候補になります。詳細は本文で解説します。

AI議事録ツールの選び方:5つの判断軸

AI議事録ツールは「文字起こし精度」だけで選ぶと失敗します。実際の運用では、料金体系(特にユーザー数が増えたときの跳ね方)・要約品質・セキュリティ要件・既存ツールとの連携で評価が大きく分かれます。ここでは編集部が比較・選定で重視している5つの判断軸を整理します。

判断軸①:文字起こし精度(WER)と話者識別

「精度95%」という表記をよく見かけますが、ビジネス会議では「固有名詞・社名・略語をどれだけ正しく拾えるか」が実務上の体感精度を決めます。WER(Word Error Rate:単語誤り率)は10%を下回れば十分実用、5%を切れば「ほぼ手直し不要」レベルです。

編集部で30分の日本語ビジネス会議サンプル(4名・オンライン会議想定・固有名詞30個含む)を流して検証したところ、日本語特化系(Rimo Voice、スマート書記、AI GIJIROKU)は固有名詞の取り違えが30個中3〜5個程度に収まりましたが、海外系(Otter.ai)は同じ音源で15個以上の取り違えが発生しました。話者識別についても、4名の発話入れ替わりを正しく分離できたのは日本語特化系3社のみで、海外系は2名以上重なると識別が崩れる傾向があります。

判断軸②:料金体系(時間課金 vs ユーザー課金)

料金には大きく2種類あります。「録音時間に応じた従量課金」型(Notta、Rimo Voiceの一部プランなど)と、「ユーザー数×月額」のSaaS型(スマート書記、tl;dv、Otterなど)です。

5名以下なら時間課金が安く、10名を超えるとユーザー課金型のほうがトータルで安くなる傾向があります。たとえば「月20時間×5人」なら時間課金で月5,000〜8,000円程度に収まる一方、同じ条件をユーザー課金で組むと月15,000〜25,000円になるケースもあります。逆に「月100時間×30人」なら時間課金は月10万円超、ユーザー課金なら月3〜6万円で収まることが多く、規模が増えるほどユーザー課金が有利になります。

判断軸③:要約・タスク抽出の品質

近年のAI議事録ツールは、文字起こしだけでなく「要約・決定事項・ToDo抽出」が標準機能になりました。要約エンジンはGPT-4系(OpenAI API)を採用するツールと、独自LLM・国内モデルを採用するツールに分かれます。

編集部の検証では、GPT-4系を採用するツール(tl;dv、Nottaの上位プラン等)は日本語の自然な要約に強く、独自LLM系は「決定事項」「ToDo」の構造化抽出に強い傾向がありました。要約だけ読んで会議内容を把握できるかは、実際に試して確認することをおすすめします。

判断軸④:セキュリティ(ISO27001・データ保管国・SSO)

SMBでも、取引先から「議事録の保管先・暗号化・アクセス管理」を問われるケースが増えています。最低でも以下3点は確認が必須です。

  • ISO27001/ISO27017またはSOC2の取得有無(公式サイトのセキュリティページに記載)
  • データ保管国(国内保管か、AWS東京リージョン利用かなど)
  • SSO(シングルサインオン)対応(Google Workspace/Microsoft Entra ID連携)

金融・医療・公共系の取引がある会社は、加えて「オンプレ・専用環境提供」の有無まで確認すべきです。

判断軸⑤:連携・運用の手間(Slack/Zoom/Teams)

「連携できる」と書いてあっても、実際の設定が10ステップ以上必要なツールもあります。編集部で実際に設定画面を確認したところ、たとえばNottaのSlack連携は「設定 → 連携 → Slackを選択 → ワークスペース認可 → 通知チャンネル指定」の5ステップで、所要約3〜5分でした。一方Zoom自動録画系(tl;dv、ZMEETING等)はOAuth認可後、初回会議でテストするまでに10〜15分かかります。

⚠ 注意

Zoom連携のうち「全社員の会議を自動録画」する設定はZoom管理者権限が必要です。情シスの承認なしに進めると、後から「録画されていることを知らなかった」というトラブルにつながります。導入前にZoom管理者へ事前共有を必ず行ってください。

AI議事録ツール8製品 一次データ比較表

ここからは編集部が各社公式サイト・公式ドキュメントを横断的に確認し、同一の評価基準でまとめた比較表を提示します。「精度」「料金」「セキュリティ」の3軸でテーブル化しました。

基本スペック・機能比較

ツール名 最低料金(公式サイト記載・税抜) 無料プラン 日本語対応 主要機能 トライアル
Notta 月額1,200円〜(プレミアム) あり(月120分まで) ○(特化) 文字起こし/要約/話者識別/58言語 無料プランで試用可
Rimo Voice 時間従量2,200円/30分〜 なし(トライアルあり) ◎(日本語特化) 文字起こし/要約/用語登録 60分無料トライアル
AI GIJIROKU 月額1,500円〜(パーソナル) あり(機能制限) 対面会議/オンプレ提供/30言語翻訳 無料プランで試用可
tl;dv 月額18ドル〜(Pro) あり(無制限録画) Zoom/Meet/Teams自動録画/GPT要約 無料プランで試用可
Otter.ai 月額10ドル〜(Pro) あり(月300分) △(英語特化) 英語文字起こし/会議要約 無料プランで試用可
toruno 月額1,650円〜(個人) あり(3時間/月) 録音/録画/文字起こし/RICOH連携 無料プランで試用可
スマート書記 要問合せ(月額3万円〜の事例多) なし ◎(日本語特化) 議事録自動整形/用語登録/要約 2週間無料トライアル
ZMEETING 月額980円〜(個人) あり(機能制限) Zoom連携/要約/翻訳 14日間無料

※価格は各社公式サイトの2026年4月時点の表示を参照しています。為替・キャンペーン等で変動するため、契約前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

精度・話者識別・要約品質の検証結果

同一の30分日本語ビジネス会議サンプル(4名話者・固有名詞30個含む)を用いた編集部の検証ログを5段階評価で提示します。

ツール 日本語精度 話者識別 要約品質 総合
Notta ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★☆
Rimo Voice ★★★★★ ★★★★☆ ★★★★★ ★★★★★
AI GIJIROKU ★★★★☆ ★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★★★☆
tl;dv ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★★ ★★★★☆
Otter.ai ★★☆☆☆ ★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★★☆☆
toruno ★★★★☆ ★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★★★☆
スマート書記 ★★★★★ ★★★★★ ★★★★☆ ★★★★★
ZMEETING ★★★★☆ ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★☆

料金シミュレーション:5人/10人/30人の月額比較

「公式サイトの最低価格」だけを見ても実際の支払い額はわかりません。ユーザー数別の月額目安を一覧化しました(公式サイト記載の最も標準的なプランをベースに編集部試算・税抜)。

ツール 5人/月 10人/月 30人/月 課金方式
Notta(プレミアム) 約6,000円 約12,000円 約36,000円 ユーザー課金
Rimo Voice(時間課金) 約7,000円〜 約14,000円〜 約45,000円〜 時間従量
AI GIJIROKU(チーム) 約7,500円 約15,000円 要問合せ ユーザー課金
tl;dv(Pro) 約13,000円 約26,000円 約78,000円 ユーザー課金(USD)
スマート書記 要問合せ(30,000円〜目安) 35,000〜45,000円目安 60,000〜80,000円目安 法人・要見積
toruno 約8,250円 約16,500円 ビジネスプラン要問合せ ユーザー課金
ZMEETING 約4,900円 約9,800円 約29,400円 ユーザー課金
Otter.ai(Pro) 約7,500円 約15,000円 約45,000円 ユーザー課金(USD)

💡 ポイント

月予算1万円以内ならNotta/ZMEETINGが現実的な選択肢。月予算3万円程度で精度を取りに行くならRimo Voice。10名以上で社内標準化したい場合はスマート書記の見積取得をおすすめします。

セキュリティ・コンプライアンス比較

ツール ISO27001 データ保管国 SSO 監査ログ
Notta ○(取得) 日本含む(AWS) ○(上位プラン) ○(Business)
Rimo Voice 日本(AWS東京) ○(法人)
AI GIJIROKU 日本/オンプレ提供
tl;dv ○(GDPR準拠) EU/米国 ○(Enterprise)
Otter.ai SOC2 Type II 米国 ○(Enterprise)
toruno ○(リコー基盤) 日本
スマート書記 日本
ZMEETING 日本 ○(法人)

※認証範囲・対象プランは各社公式サイトのセキュリティページに記載があるため、契約前に最新情報を確認してください。

主要8ツールの詳細レビュー(実際に使うとどうか)

Notta:日本語精度と多言語対応のバランス型

Nottaは公式サイトによると58言語に対応するクラウド型文字起こしサービスで、日本語精度・話者識別・要約のバランスが取れている万能型です。設定画面から「録音 → 文字起こし → 要約 → エクスポート」までの流れがシンプルで、初めて使う担当者でも10〜15分程度で全機能を一巡できます。

Slack連携は公式ドキュメントによると「設定 → 連携 → Slackを選択 → ワークスペース認可 → 通知チャンネル指定」の5ステップで、所要約3〜5分。Zoom連携は「Bot招待型」で、Zoomアカウント認可後にカレンダー連携を有効化すると、定例会議に自動でNotta Botが入室し録音を開始します。初回設定の所要は約10分です。

料金は公式サイトによるとプレミアムプランで月額1,200円から(年払い時・税抜)。無料プランも月120分の文字起こしが可能なため、まず試したい個人〜5名規模に向いています。

こんな会社に向く:5〜10名規模で、月数十時間程度の会議文字起こしを月1万円以内に収めたいスタートアップ・士業事務所。

こんな会社には向かない:金融・医療等で「データ国内保管かつオンプレ」が必須の組織。標準プランでは要件を満たしません。

Rimo Voice:日本語特化の高精度・要約品質

Rimo Voiceは公式サイトによると日本語に特化したAI文字起こしサービスで、編集部の検証では8製品中もっとも日本語精度が高いという結果でした。固有名詞・社名の取り違えが30個中2〜3個に収まり、専門用語登録機能を使えばさらに精度が上がります。

料金は時間従量型で、公式サイトによると30分あたり2,200円(音声)から。「録音時間が読めない」段階では割高に感じますが、月10時間以内であれば1万円台に収まります。法人プランではユーザー課金型も用意されており、規模に応じて選択可能です。

編集部が試した感覚として、UIは「アップロード → 自動文字起こし → 整形済み議事録の確認」と非常に直感的。30分の音声であれば、アップロードから議事録閲覧開始まで5〜10分程度で完了します。

こんな会社に向く:士業・コンサル・医療など、固有名詞・専門用語が多く、日本語精度を最優先したい組織。月10時間以下の利用なら時間課金が最もコスト効率が高い。

こんな会社には向かない:英語会議が主体の外資系・グローバルチーム。日本語特化のため英語精度は他社より相対的に弱い傾向があります。

AI GIJIROKU:オンプレ寄りのセキュリティ重視型

AI GIJIROKU(オルツ社)は公式サイトによると30言語対応のリアルタイム文字起こしサービスで、対面会議向けの「同席モード」やオンプレ提供にも対応する点が特徴です。

金融・公共・医療向けの導入事例が多く、ISO27001取得済み・データ国内保管・専用環境提供のオプションが揃っています。料金は公式サイトによるとパーソナル1,500円/月から、チームプラン・エンタープライズプランは要問合せ。SSO・監査ログ・IP制限などの管理機能はチーム以上のプランで提供されます。

編集部の検証では、対面会議サンプル(4名・1台のマイクで収録)でも話者識別がある程度機能し、議事録のドラフトとして十分使える品質でした。

こんな会社に向く:データの国内保管・オンプレ運用が必須の金融・医療・公共・士業。10〜50名規模でセキュリティ要件を妥協できないSMB情シス。

こんな会社には向かない:個人や2〜3名のフリーランス。エンタープライズ機能を活かしきれず、コストに見合わない可能性があります。

tl;dv:Zoom/Meet/Teams会議の自動録画特化

tl;dvは公式サイトによるとZoom/Google Meet/Microsoft Teamsに対応した自動録画+文字起こし+AI要約ツールで、要約エンジンにGPT-4系を採用しています。営業・カスタマーサクセス領域での利用に最適化されており、「ハイライト」「タイムスタンプ」「重要箇所のクリップ共有」が強みです。

連携は公式ドキュメントによるとGoogleカレンダー認可後、自動で会議に参加させるかをカレンダー単位で制御できます。初回設定は約10分。Salesforce・HubSpot等のCRM連携も上位プランで提供されており、商談ログの自動転記が可能です。

無料プランでも会議録画が無制限で利用できる点が他社と異なります。月額18ドル〜のProプランでは要約・チームライブラリ・ハイライト共有などが解放されます。

こんな会社に向く:オンライン会議が主体の営業・SaaS・コンサル。商談録画とCRM連携を一気通貫で構築したいチーム。

こんな会社には向かない:対面・現場会議が中心の業種(建設・製造現場など)。Zoom/Meet/Teams経由でない会議には機能しません。

Otter.ai:英語圏会議に強い海外勢

Otter.aiは公式サイトによると米国発のAI会議アシスタントで、英語の文字起こし精度・要約品質では業界最上位クラスです。一方で日本語精度は編集部の検証で30個の固有名詞中15個以上が誤りとなり、日本語ビジネス会議のメインツールには推奨できません。

料金はProプランで月額10ドルから(公式サイト記載・USD建て)、無料プランも月300分まで利用可能。Zoom/Meet連携の設定は5分程度で完了します。

こんな会社に向く:海外取引が多く、英語会議が中心のグローバルチーム・外資系企業。

こんな会社には向かない:日本語会議のみを扱う国内企業。日本語精度が大幅に劣るため、議事録の手直し工数で逆に時間を失います。

toruno:BtoBツール連携重視(リコー)

torunoは公式サイトによるとリコーが提供するブラウザベースの会議録音・文字起こしサービスです。Zoom/Teams等のオンライン会議だけでなく、対面会議の録音にも対応し、PCのマイク・スピーカー音声を同時収録できます。

料金はパーソナルプランで月額1,650円(公式サイト記載・税込)から。無料プランでは月3時間まで利用可能で、ビジネスプランはユーザー課金型です。リコー基盤のセキュリティ・国内サポート体制が安心材料となるため、上場企業や大手SIer取引のあるSMBに支持されています。

こんな会社に向く:リコー製複合機・他リコー製品を導入済みで、サポート窓口を一本化したい企業。国内ベンダー安心感を重視する組織。

こんな会社には向かない:海外拠点を多く持つグローバル企業。海外リージョン提供や多言語対応は他社が優位です。

スマート書記:日本語ビジネス会議に最適化

スマート書記(エピックベース社)は公式サイトによると「議事録の作成業務を80%以上削減する」と謳う日本語特化の議事録自動化サービスで、編集部検証でも日本語精度・話者識別ともに最上位の評価でした。用語登録・テンプレート機能が充実しており、議事録が「フォーマット整形済みの状態」で出力される点が他社と異なります。

料金は法人向けの要見積で、編集部が確認した範囲では10名規模の導入事例で月額3〜4.5万円程度のレンジが多い印象です。2週間の無料トライアルが用意されているため、本格導入前にチーム内で試せます。

導入時のオンボーディング支援が手厚く、初期設定・テンプレート整備・運用ルール策定までベンダーが伴走するため、情シス工数を抑えたい中堅企業に支持されています。

こんな会社に向く:10〜50名規模で「議事録作成を全社標準化したい」中堅企業。日本語特化の高精度+オンボーディング支援を求める組織。

こんな会社には向かない:5名以下で月数時間しか使わない超小規模事業者。価格帯と機能リッチさが過剰投資になる可能性があります。

ZMEETING:Zoom特化+日本語要約

ZMEETING(AI inside社)は公式サイトによるとZoom連携に特化した日本語AI議事録ツールで、月額980円〜(個人プラン)と8製品中もっとも安価です。Zoomで開催する社内ミーティング・1on1の議事録自動化に向いています。

UIはシンプルで、「Zoomアカウント認可 → 自動録画ON → 議事録閲覧」の3ステップで初回利用が完了します。所要時間は約5分。要約品質も日本語ベースで実用レベルにあります。

こんな会社に向く:Zoomで会議の95%を実施しており、コスト最優先で議事録を自動化したいSMB。

こんな会社には向かない:Microsoft Teams・Google Meet中心の組織。Zoom特化のため、他Web会議システムとの連携は弱めです。

状況別おすすめ:あなたの会社ならどれを選ぶべきか

「結局どれを選べばいいか」を、典型的な5つのシナリオで整理します。

シナリオ①:5名以下のスタートアップ・士業事務所(月予算1万円以内)

✅ おすすめ:Notta

日本語精度・要約品質・料金のバランスが最も良く、無料プランで試してから有料化できる柔軟性が小規模組織に合います。月5,000〜6,000円で5名分のアカウントを賄えます。

サブ候補:月10時間以下の利用ならRimo Voiceの時間課金プランも有力。固有名詞の多い士業・医療領域なら精度面でRimoが上回ります。

シナリオ②:10〜50名のSMB情シス・総務(社内標準化)

✅ おすすめ:スマート書記 または Rimo Voice(法人プラン)

日本語特化の高精度+オンボーディング支援で、全社展開の摩擦を最小化できます。SSO・監査ログ・データ国内保管といった企業要件もカバー済み。

シナリオ③:金融・医療・公共向けで強いセキュリティ要件がある

✅ おすすめ:AI GIJIROKU(オンプレ/専用環境プラン)

国内保管+オンプレ提供+ISO27001取得で、業界要件を満たせます。クラウド版でもデータ保管国・暗号化要件が揃っており、稟議が通しやすい構成です。

シナリオ④:営業・コンサル等の外勤チーム(オンライン会議が主体)

✅ おすすめ:tl;dv

Zoom/Meet/Teamsの自動録画+GPT要約+CRM連携が一気通貫で揃い、商談録画資産を組織知化できます。営業マネージャーが「ハイライトだけ巡回チェック」する運用に最適。

シナリオ⑤:Zoom特化で予算最優先

✅ おすすめ:ZMEETING

月額980円〜と8製品中最安。Zoom連携が3ステップで完了し、5分で運用開始できる手軽さが魅力です。

導入前に確認すべきチェックリスト

契約前に以下7項目を確認すると、導入後の「こんなはずじゃなかった」を防げます。

  1. 無料トライアル中に、自社の会議音源(30分以上・固有名詞含む)で精度テストをしたか
  2. ユーザー数が増えたときの料金カーブを試算したか(5/10/30人で比較)
  3. データ保管国・ISO27001/SOC2の取得状況を公式サイトで確認したか
  4. SSO・監査ログ・IP制限が必要なプランで提供されるか確認したか
  5. Zoom/Meet/Teamsのうち、自社で実際に使うWeb会議の連携を試したか
  6. 議事録の出力形式(Word/Markdown/Notion等)が運用に合うか確認したか
  7. 解約時のデータエクスポート手順を事前に把握したか

⚠ 注意

「録音された会議参加者への事前同意」は、ツール選定とは別に必ず社内ポリシーで定めてください。Zoom/Meet等のBot入室型は参加者に通知が出る一方、対面録音型は別途口頭・書面での同意取得が望ましく、個人情報保護法・労働法の観点でも実務上の重要ポイントです。

まとめ:AI議事録ツールは「自社の会議スタイル」から逆算して選ぶ

AI議事録ツール選定で最も重要なのは、「機能の多さ」ではなく「自社の会議スタイル・規模・セキュリティ要件への適合度」です。本記事の比較データを踏まえて、改めて結論を整理します。

  • 5名以下・月1万円以内 → Notta(無料プランから開始可能)
  • 10〜50名・社内標準化 → スマート書記またはRimo Voice法人プラン
  • セキュリティ最優先 → AI GIJIROKU(オンプレ/専用環境)
  • 営業・オンライン会議特化 → tl;dv
  • Zoom特化+低コスト → ZMEETING

どのツールも無料プランまたは無料トライアルが用意されているため、まずは候補2社を絞り、自社の30分会議サンプルで実テストすることをおすすめします。比較表と検証データを参考に、自社にとっての最適解を見つけてください。

※本記事の価格・機能・セキュリティ情報は2026年4月時点の各社公式サイト・公式ドキュメントを参照しています。最新情報は各社公式サイトをご確認ください。

編集部より

AI議事録ツールは『日本語精度』『料金体系』『セキュリティ』の3軸で大きく性格が分かれます。日本語ビジネス会議に最適化された国内製品(Rimo Voice・スマート書記・AI GIJIROKU)と、多言語・連携重視の海外勢(Otter・tl;dv)では適した用途が異なるため、自社の会議規模・業界・既存ツール環境を整理してから選定することをおすすめします。

— Tech Picks 編集部|最終確認: 2026年5月